ジェフ手記
こんな悔しい思いをしたのは生まれて初めてだよ。
たった10球でシリーズが終わるなんて。
せっかくリーグ優勝したのにこんな形で05年が終わるなんて…。
薄っぺらいパンにピーナッツバター。体が資本なのにマイナー(サンベルナンディーノ=ドジャース傘下)時代はまともなメシすら食えなかった。当時の月給は850ドル(約10万円)。グラブとスパイクを買っただけであっという間に一文無しさ。
でも夢があったから耐え続けた。
一線級で活躍できる選手になりたい、ワールドチャンピオンになりたい。 メジャーとマイナーを行ったり来たり。
そんな僕にチャンスをくれたのが、阪神タイガースなんだ。
当時日本のことで知っていたのは「フジヤマ」で、テレビで見た「ジャンボ尾崎」ぐらい。でも活躍の場に飢えてたボクは、迷わずそれに飛びついたんだ。
今まで学んだ野球理論、戦術、科学的トレーニング…。
でも日本の野球が勝ちたいと願う「キモチ」が大事だと教えてくれた。
今回100%の力を出し切れたとは思っていない。悔しいけどロッテには気持ちで負けた。
ワールドチャンピオンなんてもういらない。今のボクにはそれよりもっと大きな夢があるんだ。それは…ニッポンイチ!
今ここで、ファンのみんなに宣言したい。
これから先、ボクは何があっても阪神タイガースを離れない。
残された野球人生全てをこのチームに捧げたい。
キュウジ、クボタをはじめとするチームの仲間たちと、これからも戦いたい。シリーズを戦い終えた今、心からそう思っているんだ。
最後にファンのみんな、この1年間最後まで応援してくれて本当にありがとう。
そして来年もボクたちと一緒に追いかけてほしい。
今年果たせなかった最後の夢。
ニッポンイチという名の、世界一大きな夢を。
(阪神タイガース投手)
・・・日本一は逃したけど、大切なものを手に入れたような気がした・・・
感動したで!来年も頼んだ!ジェフ!!
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